「少しだけ働きたい」「社会とつながっていたい」
そう思う気持ちは、どんな小さなものであっても、大切な“はじまり”です。

就労継続支援B型事業所「ステップアップ」は、名張市にあるIT特化型の事業所として、そうした気持ちに寄り添いながら、一人ひとりのペースを大切にした支援を行っています。

今回は、「すぐに働くのは難しいけれど、少しずつ社会復帰したい」という方に向けて、ステップアップの特長や実際の取り組みをご紹介します。

「働きたいけど、不安」──そんな気持ちを抱えるあなたへ

「しばらく家から出ていないから自信がない」
「体調が安定しないけど、何かできることはないかと思っている」
「人間関係に疲れてしまって、職場に戻るのが怖い」

ステップアップに見学・体験に来られる方の多くが、こうした悩みや不安を抱えています。

それでも、どこかに「何かしてみたい」「誰かと関わりたい」という気持ちがある──それが、支援のスタートラインです。

名張市の静かな環境で、自分のペースで進める場所

ステップアップがあるのは、三重県名張市の落ち着いた地域。
喧騒とは無縁の静かな環境だからこそ、心と身体を少しずつ整えていくのにぴったりな場所です。

また、イオン名張店までは、アクセスもしやすく、送迎対応も行っているため、通所に不安がある方でも無理なく始められます。

IT特化型だから、在宅や個別作業も可能

ステップアップはIT特化型のB型事業所です。

一般的なB型事業所では軽作業を提供しているところが多いですが、当事業所では、主に以下のようなIT作業に取り組んでいます。

  • デザイン業務(名刺・チラシ・SNS画像など)

  • データ入力や簡単な事務補助

  • Webライティングや記事作成

  • ホームページの更新作業

これらはすべて、個別ブースや静かな作業環境で行えるため、人と話すことに不安がある方でも安心です。
また、一部の業務は在宅ワークにも対応しています(条件あり)。

ステップアップの1日(例)

ステップアップでは、無理のない通所を大切にしています。

たとえばある方のスケジュールは次のような流れです。

10:00 登所/朝の体調確認
ゆっくりとした時間に到着し、スタッフと体調や気分を確認します。

10:15 作業開始
自分の席で、あらかじめ決められた作業に集中。無理をしないことを第一にしています。

12:00 昼休憩
施設内で昼食をとったり、読書や音楽で気分転換をします。

13:00 作業再開
午後の作業。集中力が続かない場合は、15分程度の休憩を入れながら進めます。

15:30 作業終了/振り返り
今日できたことをスタッフと一緒に振り返り、次回のスケジュールを確認して終了です。

「最初は週1日から」でも大丈夫

ステップアップでは、いきなりフルタイムで通うことを求めていません。
むしろ、週に1日から少しずつ通っていただく方がほとんどです。

“継続できること”が最も大切だと考えているからです。

利用者の声(一部抜粋)

30代男性/うつ病・引きこもり経験あり
「最初はPCを使う自信がなかったけど、丁寧に教えてもらえて少しずつ慣れてきました。今では月に何件か、自分が作ったチラシが使われていてうれしいです。」

40代女性/HSP気質/対人ストレスに弱い
「人とあまり関わらなくてもいい環境がありがたいです。ヘッドホンをして作業に集中できる時間が、心地いいです。」

就労支援B型とは?

改めて、「就労継続支援B型」とは何かをご説明します。

B型事業所は、障がいや疾患などで一般就労が難しい方に対し、働く機会と訓練の場を提供する福祉サービスです。

雇用契約は結ばず、工賃(報酬)は作業に応じて支給されますが、何よりも自分のペースで社会とつながることが目的です。

ステップアップが大切にしていること

  • 「がんばる」よりも「つづける」

  • 「できない」ではなく「今はここまで」

  • 「失敗」は経験の一部

  • 「あなたのペース」が一番大事

見学・体験受付中です

まずは一度、施設の雰囲気を見に来てみませんか?
スタッフが丁寧にご案内しますので、わからないことや不安なことがあれば何でもお話しください。

【見学・体験受付】

  • 対象:障害福祉サービス受給者証をお持ちの方、または取得予定の方

  • 内容:施設見学・簡単な作業体験・相談

  • 申込:Webフォームまたはお電話にて

最後に──あなたの「少しずつ」を応援します

「働きたいけれど、今の自分に何ができるのか不安」
「社会と関わりたいけど、勇気が出ない」

そんな風に思っているなら、どうか一度ステップアップにご相談ください。

“静かに通えるIT特化B型事業所”として、名張市であなたをお待ちしています。
少しずつ、一緒に進んでいきましょう。